保険料などが広域連合議会で可決
11月19日、熊本県後期高齢者医療広域連合議会が開かれ、保険料率などを定めた条例などが可決されました。
来年4月から、75歳以上の方は、現在加入している医療保険から脱退し、新たにつくられる後期高齢者医療制度に入ることになります。
県内の保険料の平均は、年77600円。国が試算した全国平均77400円より3200円高い保険料です。扶養家族で負担がなかった方も、半年以後は保 険料が発生し、保険料を払えない方には資格証明書(10割負担)なども発行されます。
日本共産党は、制度の中止・凍結を求めると同時に、減免制度の充実を求めています。

単身者の後期高齢保険料額
年金収入 | 保険料 |
---|---|
0 | 14010円 |
50万円 | 14010円 |
100万円 | 14010円 |
150万円 | 14010円 |
200万円 | 77874円 |
250万円 | 130314円 |
※世帯主の場合
第4回定例市議会の日程が決まりました
市議会の日程が、下記のとおり決定しました。請願、陳情は12月10日の午後5時までに提出をお願いします。
12月10日 開会・提案理由説明 12日〜14日 一般質問 18日 委員会 21日 本会議・質疑・討論等 |
上野みえこ議員が一般質問を行ないます
上野みえこ議員が一般質問を行います。ご意見・ご要望がありましたら、ぜひお寄せください。
また、傍聴においでいただきますようお願いいたします。
日 時 12月12日(水) 午後2時の予定です |
議会運営委員会視察報告
議会運営委員会では、11月14日、15日にわたって川崎市・仙台市議会の調査を行い、益田牧子議員が参加しました。特徴を報告します。
川崎市議会:市民の声を大切にし た議会運営
費用弁償は公共交通による実費支給に改善
川崎市議会では、費用弁償は、1日7000円から、公共交通機関(鉄道・路線バス)利用換算による実費支給に、07年11月から引き下げられていまし た。歩いて登庁する場合は0円、最高支給額は、1340円とのことでした。
政務調査費は、会派交付で、議員1人当たり月額45万円支給されています。収支報告書への領収書添付は、国に準じて5万円以上とのことでした。日本共産 党市議団は、1円からの領収書の添付を要求しておられました。議会事務局からは、「個別外部監査が実施されており、大きく変わるのではないか」との話でし た。
請願・視察は現地調査を行うなどていねいに審査し、報告
一番感心したのは、市民からの請願・陳情に対する議会の対応です。閉会中も、常任委員会で審査を行い、マンション建設などの場合は、現地調査を実施し、 ていねいな審議が行われるとのことでした。直接委員会室で傍聴でき、その結果は、請願・陳情共に、提出した市民に報告されています。(熊本市の場合は、請 願の場合のみ結果報告)
代表質問制を採用し、各議員の一般質問は、回数や時間の制限もないものの、答弁を含め、概ね1人30分程度とし、1日14人、63人中55人の議員が地 元の要望などを質問するとのことでした。
議場には、日の丸もなく、議長の演壇も低く、答弁席には、市民オンブズマンの席もあり、市民参加・民主主義の成熟度を感じました。
川崎市:人口135万人(1972年4月100万都市となり、政令市)
議会会派構成:自民党18人、民主党18人、公明党14人、日本共産党10人、ネットワーク2人、無所属1人 計63人
仙台市議会、当初予算を全員参加 で11日間論議
仙台市議会の一番の特徴は、全員参加での予算及び関連条例などの審査を11日間掛けて行い、決算審査も、議会選出の監査委員2名を除いて、58名の参加 で、本会議と同じように、会派代表による通告による質疑が行われています。
費用弁償は1日1万円、政務調査費については、改選後の07年6月に議長の下に、検討会議が設置され、10月2日に『答申』、現在、『条例等整備会議』 を設置し、検討中とのことでした。ちなみに、交付対象は会派、交付額は、1人当たり月額38万円です。
本会議場には、日の丸が掲げられていました。熊本市同様に、議会の多数で押切られたようです。
仙台市:人口102万人(1989年合併により、政令市となる)
市議会の会派構成:改革ネット・自民20人、民主クラブ12人、きぼう8人、公明党8人、日本共産党6人、社民党6人 計60人
熊本市議会では政務調査費の使途基準・領収書公開を検討中
熊本市議会では、政務調査費を透明にする会から出された『政務調査費の透明化に関する請願』(すべての領収書原本の添付・公開、使途基準の明確化、禁止 項目の明文化)を受け、議会活性化検討会での論議が行われています。(会議は、公開を要求しましたが、非公開で行われています)
日本共産党市議団は、『領収書原本を1円からの添付公開』『交付対象を会派も対象にすること』『議長の調査』などを明記した政務調査費の交付に関する条 例の改正案を12月議会に提出することを提案しています。
使途基準については、実費弁償を原則とし、『支出できない禁止項目』を明確にし、事務所費、人件費などについては、項目別運用指針を明らかにすることを 要望しています。
久しぶりの野球 なすまどか
先日、市議会野球部と市役所野球部との交流試合が行われました。幸山市長はじめ局長の方々もユニホームに袖を通され、議会の雰囲気とはまた違い、真剣な なかにも和気藹々とした雰囲気のなかで試合が行われました。私自身、高校までは甲子園を目指す球児でした。十数年ぶりの野球。頭のイメージは高校時代のス ピーディーな動き。しかしイメージについていけない運動不足の体。このギャップに悩まされながらも、試合を楽しむことが出来ました。心残りは最終回。投手 の幸山市長との対決です。力んだスイングにボールはバットの芯をはずれ、センターフライ。この試合で一番くやしいと思った瞬間です。結果は、1点差で議会 が負けてしまいましたが、会派を超え、また、議員と執行部の立場を超え、野球を楽しみながら多くの方と交流ができた貴重な時間でした。
さあ、まもなく12月議会も始まります。合併・政令市問題、駅前再開発、暮らしと福祉の充実等々、取り組むべき課題は山積しています。野球とはまた違っ た緊張感を持って、全力で臨みたいと思います。