平和と民主主義・くらしを守る市民連絡会と日本共産党市議団で、幸山市長・熊本市議会に申し入れ
10月23日、最後の合併協議会開催を前に、熊本市民連絡会は、熊本市と議長に対し、以下の3点を申し入れました。
@ 富合町の住民投票の結果が出るまで、合併協議を中断し、臨時議会の開催を拙速に行わないこと。
A それぞれの住民に、十分な情報提供を行い、説明責任を果たすこと。
B 合併についての住民の合意を得ること。
今年、1月に「熊本市・富合町合併協議会」が設置されて10ヵ月、42項目にのぼる協議事項が審議され、10月23日に協議が終了しました。 しかし富 合町では、「富合町住民投票を求める会」の方々によって、「熊本市との合併の賛否を問う住民投票」実施の条例制定を求める直接請求の署名活動が行われてい ます。富合町有権者の50分の1の署名が集まれば、住民投票条例の制定を求める議案が議会に提案されます。
富合町住民から、熊本市議会に対しても、住民投票が行われるまで、静観の立場を採り、早急な合併調印をしないよう求める要望書も提出されています。
こういう中で、法定協議会の論議をすすめることや、臨時議会を開催して配置分合議案を採択しようとすることは、大きく住民自治を侵害するものです。
住民の意向を無視して、強引に合併を決めるべきではありません。
住民の要望に耳を貸さず、11月6日の臨時議会開催を決定!
10月24日の熊本市議会運営委員会で、幸山市長は、富合町との合併を進める配置分合議案や議員定数、合併特例区の設置などを審議するための臨時議会を 11月6日午後3時から開催することを表明しました。
日本共産党は、「富合町では、『熊本市との賛否を問う住民投票』に向けた署名運動が行われており、その結果を待たず、臨時議会を開催することは、住民自治 の侵害になる」と反対意見を述べました。
法定協議会で承認された合併の期日は、来年10月6日であり、臨時議会を開催しなくとも、配置分合議案 等の審議は、12月議会または来年3月議会でも十分に論議できます。
2010年3月の合併新法期限切れまでに、70万人以上の政令市要件を満たすためには、住民自治の大事な行使である「住民投票」も待てない幸山市長や市 議会のあり方が問われています。
安心・安全は大丈夫?
駅前開発 超高層マンションは住宅には不向き
10月20日、NPO法人くまもと地域自治体研究所の主催で、駅前開発に関するシンポジウムが開かれました。
元市議の重松孝文氏など各専門分野のパネラーから、まちづくりの観点、住居の安全などの面から報告が行われ、会場では多面的な意見や質問などがだされま した。

住宅 VOL.50,2001「超高層住宅の特性とその評価」より
(三重大学工学部建築学部助教授 高井宏之)
シンポジウムでは、駅前再開発による高さ約108メートルのマンション建設について、住環境の安全性の面から大きな問題があるとの指摘がなされました。
発言では、イギリスにおいて6階建て以上の住居に子どもが住むことが禁止されている例などが紹介され、超高層マンションでの生活は、防犯面、防災面、そ の他交通面など(上表をご覧下さい)マイナスの要因が大きく、安心・安全のくらしという面で、大きな課題が残るとの研究成果なども示されました。
駅前に限ったことではありませんが、超高層マンションが将来にわたって安心・安全のくらしを保障するものなのか、一度たちどまって考えてみる必要がある のではないでしょうか?
生活道路の改善・街灯の設置など要望
17日、市民団体とともに市に対して、市道の整備や街灯・カーブミラーの設置などを市内全域約40箇所の改善を要望しました。
舗装の痛み、雨水で冠水する道の改善、通学路の安全確保などを求めました。市からは、「対応できるところについては速やかに対応する。舗装のはがれな ど、市民生活の安全のためにも気づいた点は、ぜひ知らせて欲しい」との回答がありました。
「ピースジャムくまもと」に参加 なすまどか
ピースジャムって何?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
昨年から始まり、今年で2回目を迎えたピースジャム。平和のことを一緒に考え、思いを交流しようということで、青年のみなさんが中心になって企画、運営 をしているイベントです。
今年は、キャンプ場を貸しきり、学生、社会人、子育て真っ盛りのお父さんお母さんなど60名を超える方々が参加されました。
戦争体験談・企画などを通じて、参加者一人ひとりが、日常の生活や現実の社会のなかで、「平和のためになにができるのか」「どのように平和を発信してい くのか」など、楽しく学び、そして真剣に考える姿が印象的でした。
夜の企画は、キャンプのような感じなのですが、DJ(ディスクジョッキーというそうです)あり、ダンスありということで、今風のものでした。キャンプ ファイヤーの前で肩を組んで、歌を歌ってという、私の時代のものとはずいぶん違い、少々戸惑いながらも、大いに盛り上がるものとなりました。
青年らしい感性や発想で、平和な社会のために、共に考え、力を合わせようという姿に触れ、憲法9条を守る希望が大きく膨らみ、心のそこから元気が沸いて くるイベントでした。